一方、ランボルギーニは今月6日、4.0リットルのSUV「ウルス」を日本で初公開。停止状態から時速100キロまでわずか3.6秒で達し、最高時速は305キロに及ぶ。価格は税別2574万円。同社のステファノ・ドメニカリ最高経営責任者(CEO)も「家族や友人と乗ってほしい」と、顧客層の拡大に意欲を示した。
ボルボ・カー・ジャパンも3月後半に都会になじむデザインと走行・安全性能が際立つ小型SUV「XC40」を投入し、小型から大型にいたるすべての需要を取り込める態勢が整う。
日本自動車輸入組合は「SUVの選択肢が広がれば輸入車販売の増加につながる」と期待する。05年を頂点に過熱したミニバンブームで輸入車は傍観者だったが、SUVは主戦場と位置付け国産車からシェアを奪う好機にしたい考えだ。