金融

金融資産、60代の4割弱が総額「分からない」 老後の資金、準備不十分? (1/2ページ)

 資産運用会社の野村アセットマネジメントと野村資本市場研究所が全国の高齢者を対象に実施した意識調査で、世帯の金融資産の総額を聞いたところ、60代では「わからない」との回答が4割弱を占め、70代や80代よりも割合が高かった。長寿化が進み、老後に経済的に困窮する「長生きリスク」が指摘される中、第二の人生の期間が相対的に長い60代で資産管理が不十分な恐れが浮上している。

 調査は昨年11月、60~89歳の男女を対象にインターネットや郵送で実施し、3054人から回答を得た。年代別にみた内訳は60代が1336人、70代が1085人、80代が633人。

 各年代とも、金融資産の総額は「1千万円未満」と「わからない」の合計が6割前後を占めた。ただ、60代の場合は65%と、70代の56%や80代の59%と比べると割合がやや高かった。

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