和歌山城にスーパーカブ500台超集結 「60周年」つながりでタイアップイベント

思い思いに改造したスーパーカブの愛用者らが集まった「カブ主総会in和歌山城」=和歌山市
思い思いに改造したスーパーカブの愛用者らが集まった「カブ主総会in和歌山城」=和歌山市【拡大】

  • 思い思いに改造したスーパーカブの愛用者らが集まった「カブ主総会in和歌山城」=和歌山市

 和歌山城(和歌山市)の天守閣再建とホンダの世界的バイク「スーパーカブ」の発売から今年でともに60周年を迎えるのを記念し、両者がタイアップしたイベント「カブ主総会in和歌山城~スーパーカブオーナーズミーティング」が22日、和歌山城砂の丸広場で開かれた。全国各地から愛用者らが参加し、さまざまに改造されたスーパーカブ500台以上が集まった。

 和歌山城天守閣は昭和20年7月9日の和歌山大空襲で焼失したが、33年に再建。スーパーカブは同年発売され、世界最多量産のオートバイとして平成29年に世界生産累計1億台を突破した。天守閣再建60周年のタイアップ企画の一つとして、和歌山市がホンダやバイク部品会社などに呼びかけイベントが実現した。

 事前にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のツイッターやフェイスブックなどを通じ、イベント情報が拡散された。この日は多くの愛用者らが参加し、色や形、大きさまでさまざまなパーツによって改造されたスーパーカブ500台以上が集結。参加者には和歌山城の入場券やスーパーカブ誕生60周年記念の非売品冊子なども配布された。

 改造した愛車で参加した大阪市東住吉区の専門学校生、荒木陸さん(20)は「カブにはアートに近い魅力がある。カブを通じて縁ができた和歌山にもまた来たい」と笑顔で話した。