パイオニア・森谷次期社長「自動運転技術強化へ協業」

パイオニアの次期社長に就任する森谷浩一取締役常務執行役員
パイオニアの次期社長に就任する森谷浩一取締役常務執行役員【拡大】

 パイオニアの次期社長に就任する森谷浩一取締役常務執行役員は16日、フジサンケイビジネスアイの取材に応じ、自動運転車の普及をにらみ、センサーや高性能な地図など自社で手がける技術の強化に向け「他社との協業を進めたい」と述べ、提携を積極化する考えを明らかにした。

 自動運転をめぐっては、高速道路で車線変更が可能な技術を日産自動車が2018年に実用化し、トヨタ自動車やホンダも20年に導入する方針を示すなど各社が開発に注力している。森谷氏は、自動運転に必要な技術については今後、参入の動きが相次ぐと指摘した上で「当社の強みを明確にする必要がある」とし、センサーと地図を軸に投資を加速させる考えを示した。

 パイオニアが14日発表した18年3月期連結決算は最終損益が71億円の赤字(前期は50億円の赤字)と2期連続の赤字となった。主力のカーナビとカーオーディオが、アプリで代替できるスマートフォンに押され低迷したためだ。森谷氏は業績のてこ入れに向け「事業の見直しや資源配分の見直しに取り組む」と強調。また、6月の株主総会後の社長就任後、秋頃に中期経営戦略を策定し、新たな成長策を打ち出すとした。