三菱地所、仮眠の業務効率を検証 従業員の実証実験を開始

三菱地所が仮眠効果の実証実験に用いる新本社の仮眠室(三菱地所提供)
三菱地所が仮眠効果の実証実験に用いる新本社の仮眠室(三菱地所提供)【拡大】

 不動産大手の三菱地所は28日、1月に移転した新本社で、仮眠による従業員の業務効率について検証する実証実験を同日から始めたと発表した。実験で得たノウハウを自社従業員の積極的な仮眠推進につなげるほか、同社のビルに入居するテナント企業に対する、仮眠室環境の充実などの新たなオフィス提案へと生かす狙い。

 実証実験は、睡眠改善による企業の健康経営支援を手掛けるベンチャー企業の「ニューロスペース」(東京都墨田区)が監修。6月22日までの平日4週間のうち三菱地所の従業員が2週間ずつ仮眠を実施する期間と仮眠しない期間を設け、(1)素早く正確なタイピングができるか(2)眠気や気分、集中度などの実感に差があるか(3)計測器を用いた夜間の睡眠に影響があるか-などについて比較・検証する。

 7月ごろまでに検証結果をまとめる予定で、年度後半には睡眠の質をさらに高める取り組みについても検討する。

 三菱地所は1月に「大手町パークビルディング」に本社を移転。自社オフィスをテナント企業向けのショールームとして位置づけ、フロアの多様なデザインや最新の保安システム、キャッシュレス決済などの実験を進めている。同社はオフィスビルの環境改善が生産性向上や働き方改革につながるとしており、今回の実験も新たなオフィスビルの商品企画に生かす。