ガソリン3年5カ月ぶり150円台 6週連続値上がり、原油高が要因

 経済産業省資源エネルギー庁が30日発表した28日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は151円ちょうどで、2014年12月以来、約3年5カ月ぶりに150円台となった。21日時点の前回調査と比べて1円90銭の上昇。値上がりは6週連続で、家計や物流業者の負担が一段と増しそうだ。

 調査を委託された石油情報センターは「最大の要因は原油価格の上昇。石油元売り各社が(増えた調達コストを)小売価格に転嫁して上昇した」と説明。米原油先物相場は5月に入り、ベネズエラやイラン産原油の供給減懸念などから、一時1バレル=72ドル台と約3年半ぶりの高値に上昇した。

 地域別では46都道府県で上昇し、上げ幅は鳥取の3円70銭が最大。下落は沖縄のみで、横ばいはゼロだった。全国最高値は長崎の158円60銭、最安値は徳島の143円70銭だった。

 最近は、サウジアラビアとロシアを中心とした主要産油国が、協調減産の規模を見直すとの見方が台頭し、米原油先物相場は大きく下落。29日は1バレル=66.73ドルと約1カ月半ぶりの安値で終えた。ただ、同センターは「小売価格への転嫁がまだ十分に進んでおらず、来週も小幅な値上がりを予想している」と指摘した。