ビール・飲料に猛暑の特需 各社、生産計画の上積み相次ぐ (1/2ページ)

ビール類を当初計画よりも増産するキリンビールの福岡工場=福岡県朝倉市(同社提供)
ビール類を当初計画よりも増産するキリンビールの福岡工場=福岡県朝倉市(同社提供)【拡大】

 日本列島各地で35度以上の猛暑日が長期間続く中、ビール・飲料各社は、流通各社からの受注拡大を受け、急遽(きゅうきょ)増産に乗り出している。各社とも、今夏は猛暑になることを見込んで前年同期比1割程度の増産を計画していたが、実際には想定を上回る暑さとなり、相次いで生産計画を上積みしている。

 キリンビールは当初、7月はビール類全体で前年同期比1割の増産を計画していた。だが、猛暑を受け、7月下旬以降は2割増に引き上げることを決めた。特に今年3月に発売し、ヒット商品となった第3のビール「本麒麟」は当初計画比8割増とする。

 サントリービールも主力ビールの「ザ・プレミアム・モルツ」を前年同期比で2割増に引き上げる。

 ビールより好調なのが、缶酎ハイなどRTD(レディー・トゥー・ドリンク)だ。サッポロビールでは今年、大型の新商品を投入した効果も加わって、前年比2倍の生産・出荷を計画する。アサヒビールは、アルコール分が4%と低い「贅沢(ぜいたく)搾り」について、この暑さで引き合いが強まり、当初計画比3割増の増産に乗り出す。

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