【木下隆之のクルマ三昧】スバルの「顔認識」で膨らむ期待 鍵のストレスから解放される日 (3/3ページ)

フォレスターの顔認識イメージ
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◆バイオメトリクス認証をポピュラーに

 クルマの歴史は、鍵を持つストレスと付き合ってきた歴史なのかもしれない。

 だったらそろそろ、我々を鍵を持つストレスから解放してくれてもいいのかと思う。

 バイオメトリクス認証は、まだ技術的な過渡期であり将来性が高い。よって近い将来必ず認証技術をそなえたクルマが登場するのだろう。ならば、一刻も早くバイオメトリクス認証をポピュラーにしてほしい。

 バイオメトリクス認証技術は様々であり、顔認証、虹彩認証、指紋認証に加え、筆跡認証や、たとえば人の声を認識する「声紋認証」なども含まれる。だからといって、クルマの前で歌わされることがないように願いたいけど…。

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【木下隆之のクルマ三昧】はレーシングドライバーで自動車評論家の木下隆之さんが、最新のクルマ情報からモータースポーツまでクルマと社会を幅広く考察し、紹介する連載コラムです。更新は隔週金曜日。

【プロフィル】木下隆之(きのした・たかゆき)

木下隆之(きのした・たかゆき)レーシングドライバー 自動車評論家
ブランドアドバイザー ドライビングディレクター
東京都出身。明治学院大学卒業。出版社編集部勤務を経て独立。国内外のトップカテゴリーで優勝多数。スーパー耐久最多勝記録保持。ニュルブルクリンク24時間(ドイツ)日本人最高位、最多出場記録更新中。雑誌/Webで連載コラム多数。CM等のドライビングディレクター、イベントを企画するなどクリエイティブ業務多数。クルマ好きの青春を綴った「ジェイズな奴ら」(ネコ・バプリッシング)、経済書「豊田章男の人間力」(学研パブリッシング)等を上梓。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。