「真っ暗ななか貼り紙が…」 世界的家具メーカーの代理店が破綻 関係先に困惑広がる (2/2ページ)

 8月1日、アイデック本社のドアには「7月31日をもちまして閉店することになりました。大変ご迷惑をおかけしていることを心から謝罪いたします」と書かれた紙が張り出されていた。本社事務所の電気は消え、社員の姿もない。

 ただ、従業員のものとみられるジャケットがハンガーに掛けられたままで、慌てて閉鎖した様子がうかがえる。同日、大阪営業所を訪ねると、貼り紙などは何もないものの、入口シャッターは閉まり呼びかけに応答はなかった。

 関係者によると、「前日まで普通に営業していた。今朝、真っ暗ななか貼り紙を見つけて鳥肌が立った」と驚きを隠さなかった。また、別の取引先は、「突然、連絡が取れなくなり困っている」と困惑した顔で話している。

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