【スポーツbiz】ラグビーW杯 さらなる広報強化を (3/3ページ)

ラグビーイベントで日野レッドドルフィンズの選手とパスを体験する、東京都の小池百合子知事(左)=23日、東京都中央区
ラグビーイベントで日野レッドドルフィンズの選手とパスを体験する、東京都の小池百合子知事(左)=23日、東京都中央区【拡大】

 観光含め魅力発信を

 大きな効果を生む可能性はわかるが、実は直接効果1917億円のうち1057億円は、訪日外国人客による消費効果である。外国人観客頼みであることを見落としてはならない。

 イングランド大会はフランスなどヨーロッパを中心に、約46万人の海外からの観客があった。ラグビー先進地域のコアなファンは、4年に1度のRWCに準備を整えて動く。多数の訪日が見込まれるものの、猛暑、水害、地震、台風と続く日本列島の自然災害の多さに、日本行きをためらうかもしれない。

 順調に推移してきた海外からの観光客は、既にペースダウンしたと聞く。40万人の訪日観客をもくろむなか、海外に向けて、いかに日本の安全情報、魅力を発信して重要性が改めて想起できよう。

 情報提供、魅力の発信は、国内に向けても重要である。さらなる観戦チケット需要の掘り起こしには、ラグビーの面白さ、開催都市の魅力を伝えることは不可欠と言っていい。

 日本戦やニュージーランド、オーストラリアなど、人気チームが試合する会場はいい。札幌や福岡は観光とからめた魅力発信が可能である。釜石や熊谷、大分などは、自治体と組んだ対応でさらに雰囲気の盛り上げをはからなければならない。

 認知度拡大が、より重要な理由である。残り1年足らず、メディア露出を増やし、全力をあげた広報活動を求めたい。(産経新聞特別記者 佐野慎輔)

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 ※私が理事を務める笹川スポーツ財団のホームページ(https://www.ssf.or.jp)で、「日本のラグビーを支える人々」と題したインタビューを始めた。