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石連・月岡会長「減産実施されるのか様子見」 各国別の目標明示なく

 石油連盟の月岡隆会長(出光興産会長)は13日の定例記者会見で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国による日量120万バレルの原油の減産合意について、「(減産に参加する)各国別の具体的な削減目標が明示されなかったことから、市場では実際に減産が実施されるのか、しばらくは様子見が続く」との見方を示した。

 減産合意を受けた7日の米原油先物相場は反発して1バレル=52.61ドルで取引を終えたが、週明け10日は反落して1バレル=51.00ドルで終えるなど市場には需給改善効果に慎重な見方もある。

 日量120万バレルの減産は来年1月からだが、月岡氏は「1月以降にどのように減産が実施・順守されるのかまだ見えないところが不安要因だ」と述べた。

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