中小企業

出願初期費用ゼロ、特許身近に パテンション、「埋もれた発明」発掘ねらう (3/3ページ)

 弁理士登録数は増加傾向にあるが、特許や実用新案の出願件数は減少している。過当競争の中、仕事を獲得するためにも、潜在顧客を掘り起こせる同社のビジネスモデルは弁理士の間で徐々に注目を浴び、既に数社の特許事務所から提携に前向きな反応を得ている。

 「依頼者と弁理士の双方にとって、ウィンウィン(相互利益)のビジネスモデルで、特許を身近なものにしたい」と知財ビジネスの活性化を目指す。

【プロフィル】神谷広子

 かみたに・ひろこ 同志社大経済卒。2000年法律事務所入所。18年4月パテンションを設立し、現職。41歳。大阪府出身。

【会社概要】パテンション

 ▽本社=東京都墨田区京島2-2-11

 ▽設立=2018年4月

 ▽資本金=200万円

 ▽事業内容=知的財産の売買

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