経済3団体が新年祝賀会を開催 景気の先行き懸念、米中貿易摩擦など警戒

経済3団体の新年祝賀パーティーで挨拶する安倍晋三首相(中央)=7日午後、東京都千代田区
経済3団体の新年祝賀パーティーで挨拶する安倍晋三首相(中央)=7日午後、東京都千代田区【拡大】

 消費税増税や米中貿易摩擦、株式市場の乱高下など景気の先行き不透明感が強まる中、経済3団体の新年祝賀パーティーが7日、安倍晋三首相や経営トップら各界から約1800人が出席し、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれた。

 安倍首相は来賓挨拶で、「今年は消費税率引き上げがある。(成長維持には)何よりも経済の足腰を強化することが求められている」との認識を示した。賃上げに関しては「5年連続で高い賃上げが続いた。(今年も)経団連の中西宏明会長に頑張っていただいていると期待している」と述べるにとどまり、昨年12月の経団連の審議員会での要請よりも踏み込んだ言及はなかった。

 共同会見で、経済同友会の小林喜光代表幹事は景気の先行きについて「リーマン・ショックのような状況はないが、(米中の追加関税猶予期限をはさむ)2、3月は波乱要因」、日本商工会議所の三村明夫会頭は「貿易摩擦やEU離脱問題など、リスクが全て外部要因で日本が解決手段を持っていない」と警戒感を示した。中西氏は賃上げ要請がなかったことに触れ、「政治と経済界の共通認識がよくできてきた」と評価した。