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KDDI、IoT活用で1次産業支援 IT会社と資本提携、消費者と生産現場つなげる (2/2ページ)

 IoTの活用で、生産者と消費者の関係も大きく変わりそうだ。楽天は17年、ゲームと実際の生産現場を連動させた農業サービス「Ragri(ラグリ)」を開始した。消費者は欲しい農作物を選び、パソコンやスマートフォン上で、仮想の農園を管理する。適切に栽培すれば、送られる野菜や果物の量が増える仕組みだ。実際にイノシシが畑を荒らすとゲームでも鳥獣被害が発生するなど、現実の一部とゲームが連動している。

 消費者は直接生産者と交流でき、農家支援サービスとしても注目される。生産者は発注に応じた生産で収益の安定化も見込める利点があり、契約農家数は前年同期に比べ3割増の約180人になっている。

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