【トップは語る】アクアジャパン 洗濯機に新機軸、「心地よさ」追求


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 □アクアジャパン代表・吉田庸樹さん(56)

 --斬新な切り口の家電製品を開発している

 「最近のビジネスシーンを見ると、男女ともに仕事着のカジュアル化が進んでいる。カジュアルとはいえ、高品質で清潔感のある服が多い。そのような洋服を毎回クリーニングに出さずに、家の洗濯機で傷みを抑えて洗い、長く着続けたいというニーズに応えるべく、昨年11月にタテ型洗濯乾燥機GTWシリーズを新発売した」

 --洗うことへのこだわりをどう訴求する

 「旧三洋電機時代から、累計1000万台超の家庭用・業務用洗濯機を販売してきた。“洗いのプロ”を自任している。最近は洗剤の進化に伴い、洗浄力だけでなく洗い上がりの質にこだわるお客さまも多い。このトレンドに着目し、『心地よさ、という品質』をスローガンに掲げ、現代のライフスタイルに合うような、スペック表にはない感性価値をわかりやすく訴求し、アクア洗濯機のアイデンティティーの確立を図っている」

 --他の製品をどう展開しているか

 「冷蔵庫では、少子化や核家族化、共働きが増えるなか、週末のまとめ買いニーズが大きい。そこで中が見やすく整理整頓がしやすい、フリーザーへの先入れ先出しがしやすいなど、使い勝手の向上を心がけている」

 --今後の事業戦略は

 「家庭用洗濯機と冷蔵庫では、生活習慣にマッチした使い勝手やデザインを磨き上げシェア向上を目指す。国内トップシェア(73%)の業務用ランドリー事業ではIoT化を推進し、コンビニ業界などとのポイント共通化などの協業を加速する。それにより、ランドリーが地域コミュニティーのハブとして、より多くのお客さまが気軽に利用できる場になり、市場が盛り上がることを期待する。家庭でも街でも、当社の商品がユーザーの豊かな生活のために不可欠な存在となることを目指す」

【プロフィル】吉田庸樹

 よしだ・つねき 東京外語大卒。1986年キヤノン入社。約15年間、北米のマーケティングを統括。2017年よりアクアジャパン代表。東京都出身。