ボンバルディアを反訴 三菱航空機、不正根拠なく

三菱航空機のMRJ(上、共同)、ボンバルディアの旅客機(下、ロイター)
三菱航空機のMRJ(上、共同)、ボンバルディアの旅客機(下、ロイター)【拡大】

  • MRJをめぐる航空機業界の構図

 国産初のジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発中の三菱航空機(愛知県豊山町)は29日、カナダの航空機大手ボンバルディアがMRJの開発を阻害する行為をしたとして米ワシントン州の裁判所に反訴したと発表した。

 ボンバルディアは昨年10月、同社の元社員を雇い機密情報を不正に手に入れたとして三菱航空機を相手に訴訟を起こした。三菱航空機はボンバルディアの主張は根拠がないとし、真の意図はMRJの市場投入を遅らせることにあったとしている。三菱航空機は訴えの却下も申し立てている。

 MRJは設計変更などでこれまで5度納期を延期しており、当初平成25年としていた初号機納入は現在32年半ばを目標としている。遅れを取り戻すために経験豊富な外国人技術者の採用を増やしていた。