災害住宅でロボットが集配 日本郵便、無人化に向け実証実験

福島県浪江町の自動車学校で、自転車とすれ違う自動走行ロボット=31日午前
福島県浪江町の自動車学校で、自転車とすれ違う自動走行ロボット=31日午前【拡大】

 日本郵便は31日、福島県内の自動車学校と災害公営住宅で、自動走行ロボットを使った荷物集配の実証実験を行った。町中や集合住宅を想定した従来よりも現実に即した環境で、無人集配に向けた課題を探るのが狙い。

 福島県はロボット産業で東日本大震災や東京電力福島第1原発事故からの復興に取り組んでおり、これまでにも被災地でロボットやドローンの実験が行われている。

 原発事故の影響で休校中の浪江町の自動車学校では、敷地内を仮想の町と見立て、四輪走行のロボットが郵便局を出発して個人宅2軒を回った。歩行者が飛び出すと、センサーとカメラが感知して停止し、横断歩道では信号待ちをした。

 自転車とのすれ違いやS字コースの走行も問題なくこなして、日本郵便の担当者は「全て順調。いつ公道に出してもいいくらいだ」と満足そうに話した。