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ローソン、「ロカボ」弁当や調理麺拡充 中食にも健康志向

 ローソンは20日、糖質量が通常の半分以下となるローカーボ(ロカボ、低糖質)の弁当や調理麺計6品を3月12日から順次、発売すると発表した。糖尿病や肥満など健康を気遣う中高年や女性らを主なターゲットとして売り出す。

 ローソンは今回、1食当たりの糖質量が40グラム未満と低糖質の弁当や調理麺を拡充する。例えば弁当の「1食分の野菜が摂れるしば漬けとオクラのネバネバご飯(野菜入りご飯)」(498円)は、刻んだニンジンや大根などの野菜をご飯に混ぜ込むなどして、おいしさを保ちながら糖質量を27グラムに抑制した。通常通りご飯を使った場合の糖質量は60グラム超になる。

 ローソンは健康志向の高まりから、弁当や総菜などの「中食(なかしょく)」にも健康的な内容を求める高齢者らの需要が増大すると予測。健康関連商品の売上高は2018年度の3500億円から19年度には3800億円に達するとみている。

 ローソンは従来も低糖質の「ブランパン」などを発売し販売は好調に推移する。ロカボに加え減塩商品の拡充も進め、健康を前面に出す商品展開で差別化を図る。また、素材そのものの味が楽しめる「化学調味料不使用」の成城石井オリジナルの冷凍食品計5品を全国のローソンで3月26日から順次発売。

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