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リネットジャパン、カンボジア事業好調 現地自動車整備士を日本に (1/2ページ)

 リネットジャパングループの新規事業が動き出した。同社は、ネットを活用した宅配買い取りによるリユース事業を中心に展開してきたが、今期(2019年9月期)からは新規事業として取り組んできたネットリサイクル事業とカンボジア事業が拡大。なかでも自動車販売などからスタートしたカンボジア事業は急伸している。

 同社はカンボジアで自動車の車両販売やその整備、さらに整備士の養成へと拡大。一方で、現地ではまだまだ現金購入が中心だが、今後の普及を見越してリースなどの金融サービスにも展開してきた。

 昨年には、さらなる拡大を目指して現地の金融機関「チャムロンマイクロファイナンス」を買収。マイクロファイナンス事業に参入した。

 一方、自動車整備士からスタートした人材育成事業は、現地の国立職業訓練校と提携して日本語教育なども含めた各種研修を実施するまでに拡大。今年1月から、この職業訓練校を舞台としたカンボジア人自動車整備士の日本への送り出しが開始されている。

 順次送り出す分野も、外食業や農業、宿泊業などに広げていく考えで、22年9月期には年間1000人の送り出しを目指す。

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