窓口の現金海外送金終了へ 三菱UFJ、資金洗浄対策

三菱UFJ銀行のATM=26日午後、大阪市中央区(沢野貴信撮影)
三菱UFJ銀行のATM=26日午後、大阪市中央区(沢野貴信撮影)【拡大】

 三菱UFJ銀行が、6月から支店窓口での現金による海外送金を取りやめることが28日、分かった。国際的に要請が高まっているマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金対策の一環。みずほ銀行も今後、同様の対応を取る方針のほか、地方銀行では既に取りやめたところも出ている。

 現金は、資金の出元などを確認できない場合があり、不正な取引につながる可能性があるため。本人確認を十分に済ませた口座やインターネットバンキングを使った海外送金は引き続き受け付ける。6月からは口座開設時に取引目的の質問事項を増やすなどして、不透明な取引の排除に向けた取り組みを進める。

 日本は、国際組織「金融活動作業部会」(FATF)による資金洗浄対策に関する審査を秋に控えており、対応が金融業界共通の重要な課題になっている。