コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンは1日、全国10店で時短営業の実験を始めることを明らかにした。事業環境の変化を受けて時短営業にした際に変わる売上高や収益、来店客数などを検証する狙い。
セブンは原則24時間営業の方針に変更はないとしている。実験では営業時間を午前7時~午後11時までとし直営店を対象に実施する。3月中旬に着手、数カ月かけて結果を検証する。
セブンでは店舗の大半で24時間営業をしている。消費者の利便性や、終日営業を前提とする物流網が整備されていることから加盟店に対し時短営業を原則認めていなかった。今回、人手不足も含め事業環境が変化していることを受けて実験に乗り出すことにした。
24時間営業をめぐっては大阪府の加盟店オーナーが人手不足を理由に営業時間を短縮、セブン側と対立。また、加盟店オーナーらで作る団体が2月末、セブンに対して営業時間の見直しなどを求める団体交渉を要求する事態となっている。