江崎グリコと明治は5日、自社が製造する液体ミルクについて、消費者庁から「乳児用」「母乳の代替食品として使用できる」と表示して販売する許可を受けたと発表した。グリコは同日午後、国内メーカーとして初めて、自社のインターネットのサイトで販売を開始、11日から全国の店頭で販売する。明治は13日に商品を発表する。
消費者庁の許可は健康増進法に基づくもので、液体ミルクへの表示を認めるのは初めて。被災地の救援物資として活用されたり、育児の負担軽減につながったりすることが期待される。
子連れで外出する際の携帯にも便利で海外では普及しているが、国内では食品衛生法に基づく厚生労働省の省令が2018年8月に改正されるまで、粉ミルクの規格しかなかったため、製造販売することができなかった。