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アクトインディ・下元敬道社長 親子の遊び場6万カ所閲覧可能

 家族で出かける場所が見つかる日本最大級の情報サイト「いこーよ」を運営しているのが、アクトインディ。サイトへの年間利用者数は5900万人以上、9歳以下の子供がいる子育て層の8割以上が利用するなど圧倒的な人気を誇っている。「共働き世帯の増加や長時間労働によって親子で過ごす時間が減少している。われわれが増やすことは難しいが、限られた時間の中身を濃くすることは可能だ」と話す下元敬道社長に今後の事業戦略などについて聞いた。

 ――少子化が進む中、「いこーよ」を展開する狙いは

 「子育て層に特化したサービスは事業として難しいかもしれないが、その分、最も強い企業の寡占化が進むと思っていた。内容が充実してきちんと更新していながら、利用しやすいというサイトの運営を目指していけば、ここに寡占化が生まれるはずだ。2018年の出生数は約92万人で、将来70万人まで減るといわれている。ただ、その市場規模は決して小さくない。寡占できればマーケットもあるし素晴らしい事業になり、収益としても成り立つはず。そんな思いでやってきて結果を残している」

 ――サイトの売りは

 「全国6万6000カ所のお出かけスポット検索、口コミ、クーポンまでまとめて閲覧できる点を売りとしている。土日の朝に『子供と遊ぶ』と決めたものの行き先や目的が未定な場合、『東京 子供 お出かけ』といったキーワードを入力すると、それに沿った記事などが提示されるため、実際の外出で参考になる」

 ――今後の強化策は

 「キャッシュレス社会が急速に進展しているのに対応する。具体的には『いこーよ』でお出かけ先を見つけたら、サイト上でチケットの購入から決済までを行える仕組みを本格的に開始する。また、単に遊園地のチケットを販売するのではなく、裏方の仕事を体験できるようなチケットも、テストを兼ねて売り出した。その一つが旅館の仲居さんを体験できるもの。午前中に家族連れでチェックインし、子供がお風呂を磨いたり食事の用意を手伝うプランで、評判が大変良い。こういった機会を積極的に創出する計画だ」

 ――シニア向け事業も推進している

 「定年を迎えた人が自分の存在価値を問いただし、やりがいのある仕事を提供できるように『はたらくプラス』というサイトを立ち上げた。空いている時間を活用したり、無理のない範囲で、これまでのスキルや経験を生かしたいという人とのマッチングを進めていく」

【会社概要】アクトインディ

 ▽本社=東京都品川区西五反田1-27-2 ヒューリック五反田ビル8階

 ▽設立=2003年6月

 ▽資本金=6000万円

 ▽従業員=90人

 ▽事業内容=子供とお出かけ情報サイト「いこーよ」の企画運営

【プロフィル】下元 敬道

 しももと・たかみち 青山学院大経営卒。商社、インターネット広告代理店を経て、2003年6月アクトインディを設立。42歳。高知県出身。

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