JFEスチールが自然災害対策に50億円 (2/2ページ)

豪雨対策を強化するJFEスチールの西日本製鉄所倉敷地区=岡山県倉敷市
豪雨対策を強化するJFEスチールの西日本製鉄所倉敷地区=岡山県倉敷市【拡大】

 鉄鋼各社は、2020年東京五輪もあり旺盛な需要に恵まれる一方、昨年から今年にかけ西日本豪雨や台風、北海道地震など相次ぐ災害の影響を受けたほか、不具合などの操業トラブルも頻発。JFEスチールは倉敷の第2高炉と東日本製鉄所千葉地区(千葉市)の第6高炉が一時停止し、やはりトラブルのあった福山の第4高炉は今も通常操業を回復していない。親会社のJFEHDは、平成31年3月期の粗鋼生産量が昨年7月末時点の予想に比べ200万トン下回るほか、連結経常利益は400億円押し下げられる見通しだ。

 鉄鋼大手では、新日鉄住金と神戸製鋼所も災害やトラブルの影響を少なからず受けた。もともと設備老朽化やベテラン技術者の大量退職による能力低下が指摘されてきた中、国内製鉄所の再強化は業界共通の課題となっている。