京急が「植物由来ストロー」を採用 三菱ケミカル製、直営飲食店・ホテルで提供

「生分解性プラスチック」を使ったストローを採用する京浜急行電鉄
「生分解性プラスチック」を使ったストローを採用する京浜急行電鉄【拡大】

 三菱ケミカル(東京)は25日、微生物の働きによって自然界で分解される植物由来の「生分解性プラスチック」を使ったストローが京浜急行電鉄で採用が決まったと発表した。プラスチックごみによる環境汚染が問題となる中、素材メーカー各社は環境に配慮した製品の採用を飲食店やホテルなどに働きかけている。京急は4月1日からグループ直営のレストランや百貨店、ホテルなど68施設で生分解性プラスチック製のストローを提供する。年間約16万本を従来品から切り替える。サトウキビやトウモロコシなどを原料としており、最後は水と二酸化炭素(CO2)に分解される。

 生分解性プラスチックは販売価格が高く、普及の足かせとなっていたが、三菱ケミカルの担当者は「環境意識の高まりが追い風になっている」と指摘。今後も需要は高まると見通している。ユニチカは主にストロー向けの生分解性プラスチック素材を開発し、国内外への販売を始める。3年後に年間売上高5億円を目指す。日本製紙も4月から紙ストローの販売を始める。紙はふやけやすいのが難点だったが、水に強い原紙を組み合わせ、2時間以上使っても機能性を損なわないようにしたという。