健康経営 がんと向き合う

再発するがん・しないがん (1/2ページ)

竹内規夫

 弊社は毎日、何十件も電話でがんの無料相談を受けている。その中には私のがんは転移しないがんだから、という患者もいる。しかし基本的に転移しないがんはない。転移するからがんであり、転移しない腫瘍であれば良性のポリープなどということになる。がんである限り転移する。がんは大きくなれば転移の可能性は高まるが、小さいがんでも転移する可能性はある。(竹内規夫)

 また、再発というのはがんが治ったのにまたがんができると思っている人が多い。しかし、実際には再発するがんは実は治っていなかったということです。再発は、基本的には手術などで取り残したがんが大きくなる場合と、肝臓や肺などに遠隔転移していたが、それらが小さくて見つけられず、後に大きくなって見つかるという場合が多い。

 つまり、がんは治っていないということになる。画像などではがんが見えなくなるため、治ったかのように錯覚するのだ。もちろんがんのステージを決める際には、遠隔転移の有無を陽電子放出断層撮影とコンピューター断層撮影を組み合わせた「PET-CT」などであらかじめ調べる。ただ、PET-CTでもがんが直径1センチ以下の場合はなかなか発見ができない。がん細胞1つの大きさは10ミクロンと小さいため、1センチ以下のがんは画像診断ではなかなか発見できない。

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