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全自動衣類折りたたみ機 開発元が自己破産

 洗濯済みの衣類を全自動で折りたたむ機械「ランドロイド」の開発を進めていたセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(東京都港区)が23日、東京地方裁判所に自己破産を申請し、同日破産手続きの開始決定を受けた。帝国データバンクによると負債額は約22億5000万円。

 ランドロイドは投入口に乾いた衣類を投入すると、画像解析したうえでアームで衣類をたたんでくれるロボット。資本業務提携先となるパナソニックや大和ハウス工業との共同開発で、平成29年5月の製品発表会では同年度中に185万円(税別)で発売する予定だった。

 しかし技術的な問題が発生したことから発売開始時期を30年度中に延期したものの、追加の資金調達が難航。ランドロイドの研究開発の先行投資から赤字がかさみ、昨年11月にゴルフシャフト事業を別会社の譲渡したが、資金繰りに行き詰まった。結局、発売が出来ないままに終わった。

 セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズでは現在、ランドロイドに関する事業の別会社に譲渡する方向で調整を進めている。

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