山本化学工業(大阪市生野区)は25日、身に付けるだけで体を温められる常温赤外線放射ラバー素材「バイオエスペランサシリーズ」が、家庭向け健康機器の機能の妥当性などを評価する「体調改善機器制度」の認定を取得したと発表した。素材はベスト、ベルトなどの製品に採用しており、体調改善や健康増進などに効果が期待できるという。
「バイオエスペランサ」は同社が独自に開発した素材。電源がなくても、素材から発する赤外線で体を温められるという。この素材を使ったベストなど9製品をそろえた。同社はシリーズ全体で年間売り上げ10億円を見込む。
同制度は家庭向け健康機器の妥当性や安全性を評価しようと、メーカーなどでつくる業界団体「日本ホームヘルス機器協会」が創設。今回が初の認定となり、同社など4社の製品が認定を受けた。