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真の「ウェザーテック」企業目指す ALiNKインターネット・池田洋人社長 (1/2ページ)

 専門的な気象の知識、情報とテクノロジーを融合させたウェザーテック企業、ALiNK(アリンク)インターネットが注目を集めている。日本気象協会と共同運営している無料サイト「tenki.jp」は企画、開発を担当して40億のアクセスを集めたり、国内初の広告技術を次々と採用しては収益拡大に成功したりとその動向を多くの経営者が見守っているのだ。池田洋人社長は「天気は老若男女が関心を寄せる領域。さらに利便性を高めたい」と次の成長を見据える。

本当に気になる時に

 --会社の事業内容は

 「日本気象協会と共同で『tenki.jp』というサイトを運営していて、このサイトの企画、開発をしている。ユーザーの動向を解析し、最適な情報を提供することを心掛けている。関東在住のF1層(20~34歳の女性)は10ミリ以上の雨が降ったときにはどんなページを見る傾向があるか、といったことを分析してサイトに生かしている」

 --スマートフォンで見ることができる

 「ダウンロードすれば自分用にカスタマイズできる。よく出かける場所を登録して天気を確認でき、雨雲の接近の知らせを受け取れる。『お役立ち情報』で、星空を見るのに適している天気かどうかとか、夏ならビールを飲むのに適しているかどうかといった、ユーザーの欲しい情報を表示させることが可能だ。気象予報士のコラム『日直予報士のポイント解説』も日々更新している」

 --2018年は年間で40億のアクセスを集めた

 「西日本豪雨など天候要因もある。天気のサイトはそれぞれに特徴がある。投稿写真を共有するなどエンターテインメント性が持ち味のサイトもあるが『tenki.jp』は確かな情報を分かりやすく確実に届けることに力を入れている。天気のサイトは、普段は何かのついでに見られがちだが、われわれは天気のことが本当に気になるときに頼られるサイトを目指している」

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