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令和はスポーツの時代、活性化の好機に (2/2ページ)

基本計画を起爆剤に

 17年に策定された第2期スポーツ基本計画では、5.5兆円規模のスポーツ市場を25年までに15兆円に伸ばすとする。実現にはなかなか厳しい数字だが、ゴールデン・スポーツイヤーズに起爆剤としての期待は大きい。とりわけWMGは「する」スポーツの増大を図る視点から注目される。21年5月15日から30日までの16日間、鳥取や徳島を含む関西広域8府県4政令都市で開催され、150カ国・地域から5万人の選手、20万人の来場者、約1500億円の経済波及効果が見込まれる。スポーツ用品や施設使用拡大に加え、スポーツツーリズムの広がりや地方活性化を呼び込むとみる。

 日本は目下、こうした国際競技大会誘致に積極的だ。既に26年には愛知県と名古屋市が共同して第20回アジア競技大会の開催が決まっている。日本では1958年東京、94年広島に続く3度目の開催で、1625億円の経済効果を見込む。また、来年決定される2023年女子サッカーのW杯招致にも手を挙げており、令和はスポーツが花開く時代になることだろう。

 ただ、このためにはスポーツ界の改革が進まなければならない。組織、人材、制度などの刷新が求められる。

【プロフィル】佐野慎輔

 さの・しんすけ 1954年生まれ。富山県高岡市出身。早大卒。産経新聞運動部長やシドニー支局長、サンケイスポーツ代表、産経新聞特別記者兼論説委員などを経て2019年4月に退社。笹川スポーツ財団理事・上席特別研究員、日本オリンピックアカデミー理事、早大非常勤講師などを務める。著書に『嘉納治五郎』『金栗四三』『中村裕』『田端政治』『オリンピック略史』など多数。

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