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台風も克服 風力発電に新風 課題を逆手に 特許「垂直軸型マグナス」普及加速 (2/2ページ)

 日本の風力発電機の多くは海外メーカー製で、台風が頻発し、不安定な気流が多発する島国の日本には合わないという。清水さんはこうした問題点を商機と捉え、特許を取得、チャレナジーを立ち上げた。

島国から問い合わせ

 「配電盤にヤモリが入って故障したこともある」と開発に苦労は絶えない。期待するデータが得られない日も続くが、20年の製品化を目指している。昨年12月には、ポーランドでの国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)に出展し、フィリピンやオーストラリアなど島国からの問い合わせも相次ぐ。「エネルギー業界の流れを変えたい」。清水さんの挑戦は続く。

                   

 ドローンが保守点検に風穴

 保守点検の業界に風穴をあける-。

 北海道伊達市で昨年11月、ドローンを使った大型風車の点検が行われた。約10メートルの距離でホバリングしながら数百枚の画像を撮影。データはすぐに地上のパソコンに表示され、作業は1時間半ほどで終わった。ドローンでインフラの保守点検をするエアロダインジャパン(東京)。点検後、伊藤英代表取締役(36)は手応えを感じた。

 人件費も時間も節約

 風力発電機の点検は、高所作業で危険が伴う上、1基当たり約4~5時間かかり、その間は発電できない。だがドローンを使えば地上からの遠隔操作で点検でき、人件費と時間が大幅に抑えられる。さらに作業が難しい洋上でも保守点検が行いやすくなるという。

 東北ドローン(仙台市)も昨年5月に風力発電機の点検事業に参入。既に千葉や新潟、大分などで約30基を点検した。今後は、画像データと人工知能(AI)で故障などを自動解析するサービスや、風車を止めずに撮影できる技術を開発する予定だ。

 桐生俊輔代表(38)は、ドローンを使った保守点検が欧州では当たり前になりつつあると指摘。「日本はメンテナンスに時間を要し、普及が進まない側面がある。新しい技術で風力発電を支援していきたい」と話した。

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