最低限の設備投資額
--新容器による環境面での効果は
「18年の販売数量を基に試算すると、製造に使用するペット樹脂は年間約107トン、二酸化炭素(CO2)排出量は375トン削減することができる」
--設備投資は
「金額は明かすことができないが、最低限の投資に抑えることができた。一般的にこうした新容器の導入は工場の製造設備などが更新される際、合わせて行われる。もっとも、今回も生産設備は変えたが、一部製造工程で新たな金型の導入といった微修正レベルにすぎない。工事期間も最低限にとどめた」
--新容器は水以外の商品にも広げるのか
「500ミリリットル、1.5リットルといった2リットル以外の容器にも広げることを検討している。ただ、実現するには、生産設備などを改良する必要があるため、簡単にはできない」
◇
【プロフィル】坪倉彩
つぼくら・あや 早大大学院先進理工学部生命医科学科修了、2014年入社。湘南工場品質保証担当、湘南工場製造担当を経て、18年から現職。30歳。横浜市出身。