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トヨタ役員賞与 19年3月期2.7%増 1人当たり平均2億950万円

 トヨタ自動車が、豊田章男社長ら6人の取締役に対する2019年3月期の役員賞与を前期比2.7%増の総額12億5700万円としたことが14日、分かった。1人当たり平均は2億950万円で、前期を550万円上回る。19年3月期連結売上高が国内企業で初めて30兆円を突破するなど好調な業績を反映した。

 社外取締役と退任者を含む計13人の賞与と役員報酬の総額は1.5%増の19億4500万円だった。6月13日に開く定時株主総会の招集通知に記載した。

 総会では取締役に対する報酬総額の上限を現在の年間40億円から70億円に引き上げることも提案する。現金の報酬枠を40億円から30億円に減らし、譲渡期間に制限がある株式を年間40億円相当まで支給できる制度を新設する。

 トヨタは制度新設について「取締役が経営者としてより強い責任感を持ち、株主と同じ目線に立った経営を進めるため」と説明している。

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