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失速防止装置の改修完了 米ボーイング、認可申請へ

 米航空機大手ボーイングは16日、最新鋭機ボーイング737MAX8の墜落事故時に誤作動が起きた自動失速防止装置について、改修を完了したと発表した。米連邦航空局(FAA)に操作方法などに関する詳細な情報を提出した後、認可を申請する。

 失速防止装置は、機首が上がりすぎて失速するのを防ぐため、自動的に機首を下げるシステム。昨年10月と今年3月に起きた同型機の墜落事故では、墜落前に誤作動を起こして機首が下がったことが判明。機首の角度を測るセンサーに不具合があったと指摘される。

 今回の修正では、機体に取り付けられた二つのセンサーが測った機首の角度に一定以上の差があった場合、装置が作動しないようにする。装置の作動中にパイロットが操縦かんを引いて機首を上げようとした時は、手動操作を優先する。(共同)

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