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電事連次期会長に関電・岩根氏

 全国の大手電力会社でつくる電気事業連合会は17日、勝野哲会長(64)=中部電力社長=が6月14日付で退任し、後任に関西電力の岩根茂樹社長(65)が就くと正式に発表した。政府と進める電力システム改革や原子力発電所の再稼働問題などに対応する。

 会見で勝野氏は「電力小売り全面自由化で自由競争が着実に進展したほか、送配電分離についても円滑に分社化が進み、電力システム改革を進めるための課題の解決に一定のめどがついた」と平成28年6月からの任期を振り返った。

 岩根氏は関電で企画畑が長いが、原発事業にも精通しており、電力の新市場開設に向けた対応や原発再稼働に対する国民への理解を求める活動を進める。

 岩根茂樹氏(いわね・しげき)京大法卒。昭和51年関西電力。執行役員企画室長、副社長などを経て、平成28年6月から現職。大阪府出身。

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