自動車

ノルウェーでは初の5割超え 世界で普及競争が激化する電気自動車 (2/4ページ)

岡田敏一

 一方、ガソリンエンジンと電気モーターといった複数の動力源を使って走る「ハイブリッド車」の販売台数は3469台で、昨年の3月に比べて10%もダウン。ガソリン車とディーゼル車の販売台数は過去最低を記録しました。

 前述したように、3月の急増の理由は米テスラの「モデル3」なのですが、それ以前からノルウェーではEVの販売台数が大きく伸びているのです。なぜかといいますと、2016年に、ガソリン車やディーゼル車などの販売を2025年までに完全禁止する方針を打ち出し、EVの購入促進のために、さまざまな優遇措置を設けているからです。

 例えば、EVのようなゼロ・エミッション車を購入した場合、ガソリン車やディーゼル車には課される25%の付加価値税(VAT)が課されないほか、重量税や環境税の一種である炭素税や窒素酸化物税も課税されません。さらに、駐車場やフェリーの利用料、有料道路の通行料などで割引サービスが受けられます。

 もともとノルウェーは、ほぼ全ての電力を水力発電でまかなうなど、クリーンなエネルギーに恵まれたお国柄であるうえ、世界銀行の調べによると、1992年から2017年までの25年間で、国民一人当りの平均所得(年収)は約3倍に増えて6万4000ドル(約710万円)に。高額なEVを購入できる富裕層が増えているようです。

 国際エネルギー機関(IEA)の調べによると、コンセントから差し込みプラグを使って直接バッテリーに充電できる「プラグインハイブリッド車」を加えたEVの販売シェアは、2017年だと、世界一がノルウェーで39%、2位のアイスランドが12%、3位のスウェーデンが6%で、ノルウェーが突出しています。ちなみにこの数字、中国は2.2%で、米だとわずか1.2%…。

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