□立命館アジア太平洋大学長・出口治明さんに聞く
--立命館アジア太平洋大学(APU)の特徴は
「学生に占める留学生の割合が50.6%、学生の出身国・地域数は89。男女比率はほぼ半々。これから新時代に必要な『多様性』『女性』『勉強』のキーワードを全てAPUは持っている。日本人の学生も3分の1が九州出身で、残りは全国から集まっている。勉強に関していえば、別府市の市街地まで40分以上かかるので、気軽に遊びに行けない。夜10時まで勉強する習慣が備わっている。APUが世界を、九州を、大分を引っ張っていこうという気概を持って運営に当たっている」
--人口減で、大学経営は厳しい
「国内だけで考えれば連合するか合併するか、やめるかしか解はない。だが、世界的にみれば大学は大成長産業。米国の大学の留学生は100万人いる。授業料、生活費含めれば年1000万円。それだけで10兆円の経済効果を生んでいる。米国は外貨を10兆円稼いでいる計算で、日本で10兆円を稼げる企業は自動車産業しかない。だから大学は衰退するという発想は違う」
--日本経済の成長のためには大学教育が鍵を握っている