金融

ゆうちょとの提携、スルガが解消発表 経営体制を大幅刷新

 スルガ銀行は30日、ゆうちょ銀行との住宅ローン販売の提携を解消すると発表した。スルガ銀が不正融資問題で昨年10月に金融庁から行政処分を受けたため、関係継続が困難となった。同時に新たな経営体制を公表。有国三知男社長を除き大幅に刷新する。

 提携は2008年に始まり、スルガ銀の住宅ローン商品をゆうちょ銀が窓口で仲介していた。ゆうちょ銀は新規受け付けを6月28日に終了する。代わりに新生銀行とソニー銀行の商品を取り扱う方向で協議中だ。

 新経営体制は、6月26日に開く予定の株主総会を経て正式決定する。現在6人いる取締役のうち、有国氏以外の5人が退任し、新たに6人が就任する。社外取締役を過半の4人とし、コーポレートガバナンス(企業統治)を強化する。

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