ビジネス解読

4強を脅かすマイクロソフトの逆襲 5G覇権巡り“クラウドの戦い”激化 (1/3ページ)

 グーグル、アマゾン・コムなど「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業に対し、影が薄くなっていたマイクロソフトの存在感が再び高まってきた。基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」でパソコン市場に覇権を築いていたがゆえにスマートフォンの登場以降の環境変化につまずいたが、インターネット上で提供する企業向けサービス事業で復権。第5世代(5G)移動通信システムが開くIT新時代へ攻勢を強めている。

 「クラウド」舞台に

 “パソコン時代の巨人”が、アマゾンなどスマホ時代の寵児「GAFA(ガーファ)」への巻き返しの舞台に定めたのが、インターネットを通じてデータ管理やソフトウエアの機能を提供する「クラウド(雲)」というサービス事業だ。

 ネット利用の拡大によるデータ量の増大や、個別に情報システムを維持管理することなく、必要なコンピューター機能のみを使える利便性とコストメリットを背景にクラウドは世界的に急成長。調査会社のカナリスによると、クラウドのインフラサービスの2018年の市場規模は前年比46%増の約800億ドル(約9兆円)で、20年には1430億ドルまで拡大する見通し。各種サービスを含めた19年のクラウド市場全体は、IT調査の米ガートナーが17・5%増の2143億ドルと予測する。

 この巨大な高成長市場のトップに君臨するのがGAFAの一角、アマゾン。その牙城にマイクロソフトはひたひたと迫っている。

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