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JDI、浮上のきっかけいまだ 白山工場休止、茂原は組み立てライン閉鎖 (1/3ページ)

 経営再建中の液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は12日、月崎義幸社長(59)が9月末で辞任すると発表した。同社は併せて1200人の希望退職募集や、スマートフォン向け液晶パネルを製造する白山工場(石川県白山市)の休止を柱とする構造改革も公表した。

 JDIは、中国と台湾の企業連合傘下で再建を進める方針だが、スマホ向けの販売は依然として苦戦しており、浮上のきっかけをつかめていない。

 後任に菊岡常務

 月崎氏の後任には、菊岡稔常務執行役員(56)が就任。空席の会長には橋本孝久社外取締役が就く。月崎氏は代表取締役としては残る。

 また、月崎氏の60%をはじめ、役員の月額報酬を7月から12月まで一部返上する。管理職は夏季賞与の25~50%、一般社員についても約15%をカットする。

 希望退職は、7月29日から8月27日まで募る。退職日は9月末。来年3月末時点で40歳以上の社員が主な対象だが、白山工場などの従業員については年齢制限を設けない。

 このほか、中国の販売子会社で数十人を削減。関連会社で有機ELパネルの開発・販売を手掛けるJOLED(ジェイオーレッド)への出向者についても、100人以上を転籍させる方向で協議中という。計画通りに削減されれば、国内従業員は6月1日時点の4635人から4分の1以上減ることになる。

 一方、稼働率が低下している白山工場は7月から9月末まで休止して固定費を削減。茂原工場(千葉県茂原市)も組み立てラインを閉鎖する。白山の再稼働は9月末までに判断する。

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