経営主導権争いで混迷するLIXIL(リクシル)グループが開く25日の定時株主総会まで1週間を切った。取締役候補が会社側、前社長兼CEOの瀬戸欣哉取締役サイドの双方から提案されており、総会で次期の経営陣が決定する。両陣営ともに株主の支持集めに懸命だが、議決権行使助言会社や機関投資家の意見が異なっており、決着がどうつくのか不明なままだ。
今回の株主総会議案では、1号議案が会社側が提案した取締役候補8人。コニカミノルタの取締役会議長の松崎正年氏やリコー元社長の三浦善司氏ら7人の社外取締役とリクシル執行役副社長の大坪一彦氏で構成する。2号議案は会社側提案と瀬戸氏側の提案で重複する元最高裁判事の鬼丸かおる氏ら2人で、3号議案は株主提案による瀬戸氏や伊奈啓一郎氏ら計6人が候補だ。
今回、両陣営ともに注目していたのが、議決権行使助言会社の米大手2社の評価だ。国内の銀行や生命保険などの機関投資家が議決権行使の際の参考とするケースが多いからだ。
インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は、1号議案の中で2人に反対、6人に賛成、3号議案では瀬戸氏を含む4人を反対し、2人を賛成する意見を公表し、2号議案は賛成した。
グラスルイスは1号、2号議案に賛成し、3号議案については、1人のみを賛成とし、瀬戸氏ら5人を反対とした。
両社ともに瀬戸氏の選任に反対する立場で、大手助言会社の判断では、会社側が有利という状況だ。