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マグロの品質をAIが目利き 電通と双日、スマホアプリ開発

 電通と双日は、冷凍天然マグロの目利きの技能をデジタル化し、スマートフォンのアプリで品質を判定できるシステムを開発した。人工知能(AI)が尾の断面を画像解析して品質の度合いを5段階で瞬時に知らせる。人手不足に悩む国内のマグロ卸業者らに導入を促し、海外市場への展開も模索する。

 関係者によると、マグロの品質を調べるには通常、尾の断面をマグロ仲買人ら職人の目視によって判断する「尾切り検品」が行われる。

 漁法や漁場、船上処理の仕方によって色合いや身の質が異なるためで、マグロ仲買人としての技術習得には10年程度の経験が必要とされる。

 システムは「TUNA SCOPE」(ツナスコープ)と名付けた。職人の目利きの結果と尾の断面写真の色や形状の違いをAIに繰り返し学習させ、データを蓄積。専用のアプリを取り込んだスマホをかざすと品質が良い順に「A」「B」などの3段階で表示され試験段階では職人の目利きと85%一致したという。実用化の時点では5段階を目指す。

 職人の高齢化も進んでいるといい、開発に当たった電通国際情報サービス(東京)の担当者は「AIの学習量を増やし精度をさらに高めていきたい」と話している。

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