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なんでいま? 「タピオカドリンク」が再ブームになっている背景 (1/3ページ)

 最近、街で若者たちが黒いツブツブの沈んだドリンクを手に持ち、極太ストローでシュポシュポと吸い込む姿をよく見かけないだろうか。昨年あたりから「ブーム」になっている「黒タピオカドリンク」である。

 発祥の地、台湾から人気店が上陸して店舗数を増やしていることに加えて、日本オリジナルのタピオカ専門店も増えて長蛇の列ができいるというのだ。この勢いを受けて、ミスタードーナツやタリーズといった全国チェーンでも、季節限定ながら黒タピオカを用いたドリンクの販売をスタートさせている。

 と耳にすると、「ずいぶん前にも同じような話を聞いたな」とデジャブに襲われる方も多いかもしれない。その感覚は極めて正常で、実はメディアが「黒タピオカドリンクがブームになってます!」と騒ぐのはこれまでもたびたびあった。古くは2000年ごろにまでさかのぼる。

 『台湾で人気の「ジュンズナイ茶」が日本の街角にも登場した。冷たいミルクティーに沈んだ黒タピオカを極太ストローでズルズル。カエルの卵のような不気味さと、モチモチした食感が奇妙にウケた』(日経流通新聞 2000年12月26日)

 ブームの要因

 次に騒がれたのは08年ごろで、「以前のブームを知らない女子高生」(日経MJ 2008年6月2日)の間でブレイクした。そして、そのリバイバルブームも知らない若者たちを中心に今回の「第3次ブーム」が起きている。オリンピックよりもちょい長めだが、8~9年周期で若者の関心が高まっているのだ。

 そこで気になるのは、なぜ20年くらい前から日本社会でそれなりに普及してきた「定番ドリンク」が、ここにきて再び大ブレイクを果たしたのかということだ。

 もちろん、味や食感は進化しているが、2000年代の黒タピオカドリンクと令和時代の黒タピオカドリンクにそこまで劇的な違いはない。では、今回のブームの原動力になった要因とは何か。

 経済メディアや専門家の方たちによると、世界各国で展開する人気チェーンが上陸して国内で店舗数を増やしてきたからだという。発祥の店とされる台湾の「春水堂」が13年に上陸して以降、順調に店舗を拡大させていることに加えて、3000店舗以上を展開する世界最大のチェーン店「CoCo都可」も17年に渋谷センター街で日本1号店をオープンさせたことで、じわじわと普及してきたというのだ。

 また、例の特徴的なビジュアルが、若者の「インスタ映え」にビタッとハマったから、とかトレンドに敏感なシャレオツ女子の間に「台湾スイーツ」がキテいるから、という分析もある。

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