ロートによると、ブログが掲載された翌週の売り上げは、前週比4倍になった。ロート広報は「男性人気の後押しとみている」としつつ、「明確に女性をターゲットにした商品なので、想定外です」と驚きを隠さない。
そもそも、若い女性の匂いとは何なのか。
加齢で失われる甘い匂い
女性の加齢に伴う体臭の変化について調べてきたロート製薬は、女性が若いころに体から発する匂いに着目。10~50代の女性50人に、入浴後から24時間着用してもらった布を回収し、研究員が嗅覚で確認し、科学的な分析で評価したところ、そこはかと漂う甘い匂いがあることに気づいたという。
研究の結果、ピーチのような香りの「ラクトンC10」と、ココナツのような香りの「ラクトンC11」という化合物が匂いのもとと突き止めた。
また、それらの香り成分は加齢とともに失われていくことも判明した。10~20代に比べて、30代以降で減る傾向にあり、その「匂いの曲がり角」は35歳くらいに訪れることも分かった。
研究の中心になったのも男性社員で、同社広報は「女性は自身ではなかなか匂いの変化に気づきません。男性だから、特有の匂いに敏感になるのかもしれません」と分析している。(安田奈緒美)