千葉発 輝く

“落ちない選挙カー”で生き残る千葉の企業 「うるさくない」音響にもこだわり (2/2ページ)

 学校遊具も製造

 特種用途車両の製造・開発以外に力を入れているのが15年9月から始めた新型学校遊具の製造と開発。17年2月には千葉大との共同開発で次世代うんてい型遊具「ツイスティ」を完成させた。一般的なうんていとは大きく異なるねじ曲がった形状が特徴的だが、過去の遊具事故を分析し安全性に配慮したほか、運動を通じた子供たちの体力向上にも科学的なデータを取り入れて形状を工夫した新型の遊具だ。素材はさびにくいステンレス製で、メンテナンスコストの大幅な縮減にも貢献している。千葉県が独創的な製品を認定する「千葉ものづくり認定製品」に選ばれ、千葉市内の市立小学校や私立幼稚園などに約20基が導入されている。

 学校遊具の製造・開発に参入したのは、事故が起きる度に撤去され、年々遊具が少なくなった学校の校庭を目の当たりにしたことがきっかけ。「遊びを通じて子供の社会性や体力向上できるような遊具を作って広められないか」と考え、産学連携での新型遊具開発にこぎ着けた。

 家業を継ぐ予定はなかったという木俣社長が同社を率いて10年余りで、自動車整備業から地域に貢献するものづくり企業へと大きく変わった。木俣社長の情熱とモットーの「客よし、店よし、世間よし」の「三方よし」の精神で、千葉から日本全国、さらにはアジアへの進出も視野に、飛躍し続ける。(永田岳彦)

             

【会社概要】永光自動車工業

 ▽本社=千葉市若葉区小倉町1301(043・231・8211)

 ▽設立=1979年4月

 ▽資本金=1000万円

 ▽従業員=51人(正社員のみ)

 ▽売上高=約6億円 (2019年3月期)

 ▽事業内容=自動車整備・車検、自動車修理、特種用途車の企画・設計・製作・架装

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