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第33回先端技術大賞授賞式 高円宮妃久子さまのお言葉 (1/2ページ)

 本日、「第33回 独創性を拓(ひら)く 先端技術大賞」の授賞式にあたり、皆さまとご一緒できますことを大変うれしく思います。このたび、受賞された皆さま、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

 科学技術が目覚ましい発展を続ける現代において、日本の独創的な先端技術の研究開発は、世界でも大変高く評価されており、私たちの安全や健康、衛生など日常的な暮らしを根本から支えています。そして、先端技術の研究開発過程で得られるデータは、まさに人類の財産、知的資源であり、その質の高さは「技術立国日本」の国力を示すものといえます。科学技術やイノベーションは、国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」を達成するためにも重要な役割を果たすことになるでしょう。

 今回も若い研究者の斬新な発想と、それを実現しようとする力強い信念、情熱を強く感じることができ、積極的にチャレンジしていく柔軟な頭脳と独創性あふれる思考能力に感心いたしました。また、社会に役立つ製品や技術をさまざまな形で実現される研究者、開発者の創意工夫に、心より敬意を表します。

 先端技術の研究開発は、刻一刻と変化する世界情勢に的確に対応し、わが国を守り、明るい将来を築く上で非常に重要であり、一見目立たない、地道な研究開発の積み重ねに、大いに投資していく必要がありましょう。

 戦後、私たちは安全で豊かに暮らす幸せを当たり前のことと考え、平和な時代を享受してきましたが、諸外国と日本の関係は「力関係」あっての「友好関係」であるということをしっかりと理解する必要があります。友好関係を保つためには常に努力が必要で、世界平和や国民の平安を守るには科学技術を欠かすことができません。

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