缶コーヒーが主力の飲料大手ダイドードリンコ(大阪市)は、昼休み中にコーヒーを飲んでから15分間の仮眠を取る「カフェインナップ」を取り入れている。同社によると、コーヒーには眠気を覚ますカフェインが含まれ、効果が表れるまでには20~30分程度かかるとされる。「先にコーヒーを飲んでおくと寝覚めが良い」(担当者)という。
午後に長い休憩時間を取るスペインの風習「シエスタ」を導入した企業もある。ITコンサルタントのヒューゴ(大阪市)では、従業員が毎日午後1時から4時までの3時間を自由に使える。その分終業時刻は遅くなるが、昼寝以外にもジムやネイルサロンへ行くなどそれぞれ時間を有効活用している。
脳科学と経営の関係に詳しい早稲田大の枝川義邦教授は「昼寝をすることで作業の効率が上がり、残業時間の削減につながったという事例もある。働き方改革の機運が高まる中で、こうした取り組みがさらに広まる可能性がある」と指摘した。