金融

JDI融資枠、主力3行が期限延長 12月30日まで 政府系ファンド保証

 経営再建中の中小型液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)の資金繰りを支えるため、みずほ銀行と三井住友銀行、三井住友信託銀行の主力3行が融資枠の期限を延長することが分かった。契約更新により、8月7日の期限を12月30日まで延ばす。JDIの筆頭株主で政府系ファンドのINCJ(旧産業革新機構)が返済を保証する。

 JDIは業績不振が続き、自己資本比率は今年3月末時点で0.9%と債務超過寸前の状態に陥った。

 期限の延長がなければ、8月7日までに融資を受けた額を返済する必要があったため、金融機関が財務面を支える姿勢を示した形だ。当面の資金繰りへの懸念が和らぎそうだ。

 融資枠は銀行が一定の範囲内で融資の実行を約束する契約で、3行は計1070億円の融資枠を持っており、JDIは既に大半を構造改革費などに使っている。

 JDIは、12月30日までに中国と香港のファンドから最大計800億円を調達する計画で、この支援の実現に向けて銀行も協力する。

 JDIは当初、早ければ6月20日から中国ファンドなどの出資受け入れを始めるとしていたが、支援枠組みから一部の社が抜けるなど交渉が難航し、資金調達が遅れていた。

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