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リクナビがAIの内定辞退予測を本人に説明なく企業に販売

 就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京)が、就職活動中の学生が「内定を辞退する確率」をさまざまな個人データから人工知能(AI)で予測し、本人への十分な説明なしに企業に販売していたことが1日、分かった。関係者によると個人情報保護委員会が説明の在り方が不十分として調査をしており、リクナビは辞退率のデータ提供を一時休止した。

 リクナビは就職活動をしている学生の企業や業界のサイトの閲覧履歴、志望動向などの大量のデータをAIで分析し、個々の学生について内定を辞退する確率を推計。複数の業界にわたって閲覧していた場合、閲覧した時間や企業数といったデータも活用して傾向を算出していた。

 2018年3月にサービスを開始し、38社に試験的に提供していた。

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