試乗スケッチ

外観や室内の質感アップ、でも走り味は… メルセデスの新型Bクラス (2/3ページ)

木下隆之
木下隆之

 走行フィールに進化の痕跡

 搭載するエンジンは2タイプ。「B180」には直列4気筒1.4リッターターボが与えられ、そこに7速DCTが組み合わされる。「B200d」には直列4気筒2リッターのディーゼルターボ、こちらは8速DCTとの組み合わせである。

 今回の試乗車は「B180」のAMGライン。車両本体価格は384万円。オプションや保証プラスコミコミで約546万円となる。

 乗り込んだ直後の印象は悪くはない。商用車的なものではなく、質感の高さが感じされる。やや横に広く感じたし、先代で感じた、無駄に頭上が広いものではなかった。窮屈ではないが、適度なタイト感がある。

 走行フィールにも進化の痕跡が確認できる。エンジントルクは必要にして充分なレベルを確保している。これまでのような微低速ではアクセルの反応が薄く、遅れてトルクが嵩上げされる不自然さは薄らいでいる。1.4リッターターボという小排気量ガソリンターボの悪癖を取り除くことに力を注いだ形跡がある。

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